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待機児童の解消と保育の質について

3年前までインテリア関係の仕事をしていたので、働く女性の気持ちや状況もとてもよくわかります。

でも実際に保育の現場に入ってみると、子どもの気持ちや子どもが置かれている状況もまたよくわかります。

政府がワークライフバランスという言葉で働く女性を支援し、政治家は待機児童問題解消に尽力することを宣言していますが、果たして保育の質というものがどれだけ重視されているのか疑問を感じることも。

保育士は大学や専門学校を卒業して取得する人と、私のように通信や独学で勉強して試験を受けて取得する人がいます。

ただ資格は持っていても、保育にふさわしい人格かどうかという試験はないので、同じ「保育士」であってもその保育の専門性や質は人によって様々です。

虐待に世代間連鎖とう言葉があるように、保育士自身に出産育児経験がなければ【自分が育った家族】から受けた影響がダイレクトに反映するように感じます。

威圧的な父親に育てられたり、子どもの頃に心が満たされない状況であったとすれば、そういったことが保育士として関わる子どもに対して出てしまうというのも現実です。

公立、私立、社会福祉法人、株式会社、または個人で保育業に取り組み、待機児童問題を解消する方向に向かっていますが、施設的環境及び人的環境がどれだけ子どもに影響を与えるか考えてみる必要もあるように感じています。

子どもの人格形成の基礎となる重要な時期を本当に真剣に検討しなければ、後々の人生において様々なトラブルや問題が出てくることは間違いありません。

そうなってからいくら親として後悔しても遅いこともあります。

併せて超高齢少子化問題のことも考えなければいけない日本の状況もありますが、母親世代に、産んで、預けて、働いてという環境ばかり整えても、一人ひとりの子どもが本当に満たされた子ども時代を送り、情緒の安定した大人にならなければ、社会を担う働き手にはならないように思います。

『地に足がつかない』『浮足立っている』という言葉がありますが、保育士をしていると本当に踵(かかと)をつけて歩かない子どもが居ることに驚きます。

その子達は、遊びに集中できずフラフラしてばかり。

自分自身のこともさることながら、お友達の邪魔ばかりしています。

きっと大人になって靴を履いてしまえばわかりにくくなると思いますが、大人になっても同じような気がします。

会社でも自分のやるべきことに集中できず、人のことばかり言ったり、無意識に邪魔をする人はいますよね。

集中できれば発揮できる才能を埋もれさせてしまうなんてもったいない気がします。

私自身企業内で採用を担当することもあったので、今保育に関わる間にも将来社会に出てからの姿を想像しながら、接するように心がけています。

保育に携わる者として、待機児童問題の解消が、自治体同士の競い合いにならず、子どもにとって最善の対策であって欲しいと願わずにはいられません。

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